1、成長期の患者さん
● 骨格に問題が無い場合
顎の大きさと歯の大きさの不調和が認められ、将来歯列の乱れが予想される場合は、Aの写真の状態にならないように乳歯を早めに抜歯し、前歯4本を正常に並ぶように誘導。この間、食事指導等により、顎が発育してくれることを期待し、上顎の場合、第一小臼歯の萌出まで待ちます。
不幸にして、第一小臼歯が萌出しても、歯列が小さく犬歯の生えるスペースがない場合は、ここから、2つの方法に分かれます。1つはBの症例のように装置を使って、第一大臼歯を後ろに移動させながら、拡大し、犬歯が並ぶスペースを確保し、萌出を待つ方法。もう1つはCの症例のように、装置を使わず、そのままの歯列の大きさに歯数を合わせ第一小臼歯を抜-歯し、残りの歯の萌出を待つ方法。
● 骨格に問題がある場合
この場合はまだ、成長による改善が期待されるので、顎が正常に発育するのを促す装置を装着し成長を待ちます。
<写真C,D>その後歯と歯列の大きさの不調和による歯列の乱れが予想される場合は、前述の治療方法に準じます。
2、成長がほぼ終了している患者さん
歯の大きさと歯列の大きさ、姿勢、顔貌、顎関節の状態、気道の大きさ、発語、咀嚼障害機能等、十分に診査し、永久歯の抜歯、または、歯列の拡大等を検討し、全体的に針金を使用して矯正を行います
<写真E,F>
3、乳歯の虫歯が原因で、後から生えてくる大人の歯が上の方を向いてしまい、生えてこれなくなった症例<写真G>外科処置と矯正治療を併用して行い、
<写真H>のようにきれいな状態にもってきました。